武奈ヶ岳
良く晴れた日曜日は嬉しい。
それが山登りを予定している日曜日だったりすると尚更嬉しい。
そんな山登り日和の日曜の朝、私たちは山へ行くためバス停へ向かった。
京阪出町柳駅前の京都バス乗り場は・・・朝7時半にしてすでに長蛇の列!
ほぼ全員が山ウェアに身を固めた中高年だ。
ここのバス停からは滋賀県の比良山系へ西側(京都側)からアプローチできるバスが出ている。
しかもそのバスは朝・夕の1日2本しかない。
登山客は当然朝の1本に乗り込む。
混んで当たり前だ。
臨時バスが出たにも関わらず座れなかった私たちが、1時間揺られて降りたのは「坊村」バス停。
ここから目指すは滋賀の名峰、武奈ヶ岳―
標高1214m、日本200名山に名を連ねた山だ。
バスを降り、比良山荘脇の道に入る。
紅葉の美しい橋を渡るとそこからはいきなり急登の続く山道だ。
グループや単独での登山者が、みんな同じような時間帯に一斉に登っていくので、このあたりは道を間違える心配はしなくても良さそうだ。
私たちは落ち葉を踏みしめながら歩いた。
晩秋の山は乾いた空気感が気持ちいい。
夏の山はムンムンと湿っていて重みを感じる。
土も木々も人間も、汗をかきかき呼吸をしている、そんな活力溢れる湿り気がある。
その点、秋が深まってからの山はひっそりと乾いている。
前日に雨が降ったその日曜日ですら、土こそぬかるみはあれど木々も空気も軽い。
山全体が軽やかなのだ。
標高が上がってくると落葉した木々が増えてくる。
雪が降るとまた違った美しい景色になるに違いない。
登り始めて2時間半、最初のピークである御殿山に到着。
目指す武奈ヶ岳山頂はもうすぐだ。
猫バスが通りそうな山道を進み…
ススキたなびく稜線を行く…
稜線から眺める左右の山の木々はほとんどが落葉しており、太陽の光を受けて銀色に輝いている。
銀色の樹木の中に時折混じる緑の針葉樹と落葉前の赤く色付いた木々が幻想的で美しい。
そしてついに―
ヤッター!
武奈ヶ岳登頂!!
山頂で食べるラーメンはおいしかった。
***** *****
この後はいつもながら過酷な下山(私にとっては)が待っていた。
登りよりも下りるときのほうが足に負担がかかるのだ。
この日下山を開始したのは12時45分。
登り口と反対側の琵琶湖方面へ下山したので距離も長い。
山を背にして“なかなか駅に着かなくてがっくりする次男の図”。
最終的に山を下りきって目指すJR比良駅に着いたのは17時だった。
お疲れ様でした~
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1時間も歩くと山はまた暖かな冬の陽だまりに包まれた。


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