2009年9月24日 (木)

伊那でのできごと

9月半ばの週末に長野県伊那市に行ってきた。

プレゼント企画などでお世話になった七草農場さんが5周年のおまつりをするというので、「おもしろそうっ! 参加させてくださいっ!!」と、押しかけていったのだ。

七草農場さんには直接お会いしたことはないけれど、HPやブログを拝見しているととっても楽しそうにお仕事をされていて、どんな方たちがどんなところで暮らしていらっしゃるのか機会があれば行ってみたい、と前々から思っていたのだ。

私は1週間前から週間天気予報を毎日チェックしていた。

―晴れ。よしっ!

5日前
―晴れ。よっしゃあ!

3日前
―晴れ。おっしゃあ!!

前々日
―え? 雨に変わってる?!

そして当日・・・

2日前になって突然“傘マーク”に変わった天気予報はきっちり当たって、雨の振る中、七草農場さんに到着。

初めまして~という挨拶もそこそこに荷物を降ろし、雨足が弱いうちに七草さんの家の裏庭にテントを建てさせてもらう。

そうこうするうちに雨足はどんどん強くなってきて、そして七草さんのお家にはどんどん人が集まってきて…

オトナもコドモもいっぱいのスゴイ賑わいの中、ワイワイガヤガヤと始まった。

おにぎり、カレー、五平餅にりんご、クッキー、豆腐、チリコンカン、天然酵母パン…七草さんや友人・知人の方が持ち寄ったり、屋台風にふるまってくれた、美味しいものがいっぱいで

七草さんのお友達のシンガー・ソングライター、Yoshieさんのギターと歌声がしみじみと響き渡って

子供やお父さんも混じった「ママサブ」というアフリカンダンス・グループが楽しく陽気に場を盛り上げて

・・・

七草さんを軸として集まった顔ぶれは―私にとってはもちろんほぼ全員が初めての方だったのだが―皆さん同じような、いい意味で肩の力の抜けた楽しそうな雰囲気をまとっていらっしゃっる。

外は雨がザーザーと降り続いていたが、家の中は何ともほっこりした空気の中、楽しい時は過ぎていった。

ふと気付くと夜は更けていて、たくさんいた人たちもいつの間にか少なくなり、私たちもテントへ引き上げた。

09092201

翌朝は快晴。
爽やかな秋晴れだ。

前日の雨のおかげで土も空気も適度な湿り気を帯び、皮膚にまとわりつく大気の感触が心地いい。

清々しい朝を迎えた私たちは、七草さんのお宅や近くの旅館に泊まった何組かの人たちと一緒に、七草さんが野菜を育てている畑を案内してもらった。

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遠くに連なって見えるのは南アルプスの山々か?
美しい山並は折り紙を折ったみたいに稜線がくっきりしており、凛とした気品を感じる。

山だけでなく―

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頭をたれる稲穂も

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ひまわりみたいに背が高いキクイモも

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表情豊かな豆たちも

みんな実に“ウツクシイ”のだ。

イベントとしてはもちろん前日は雨が降らない方が良かったのだろうが、雨後の作物はいきいきとしていて本当に美しく、そんな姿を見られてとてもラッキーだったと思う。

私は父方の田舎が農家なので、子供のころから雨の畑も晴れの畑も何度も見ている…はずだ。

でも大人になって、実際に自分が園芸に興味を持つようになってからは“雨後”の畑をマジマジと眺めたことはなかったかもしれない。

「雨ってすごいんですよ。ただじょうろで水をやるのとは、土や作物にとっては違うんです…」

というようなことを朝食時に七草さんがおっしゃっていたが、確かに違う。

うまく言えないけれど、何かが違うのを感じたのだ。

七草さんはきっとその“何か”を一年中実感しているんだろう。

私もほんのちょっと、本当にほんのちょびっとだけその“何か”を感じたような気がする・・・

・・・というのは気のせいではないと思いたい。

   ***     ***

昼前に七草さんを出た私たちは善積農園さんへお邪魔したのだが、その話はまた別の機会に。

七草農場さん、ありがとうございました!!

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2008年5月10日 (土)

芦生の森

京都市内から北へ車で1時間半、山に囲まれた田園地帯に茅葺き民家が点在する美山という地域がある。

その美山の一角に京都大学が管理する原生林“芦生研究林”(通称“芦生の森”)がある。

ここは京都大学が学術研究及び演習の目的で地元から借り上げている4200haの土地で、昔ながらの原生林が残っている貴重な森である。

よく晴れた日曜日、私たちはこの“芦生の森”へ出かけた。
「出かけた」と言ってもふらっと行ったわけではない。

今回は芦生の森のガイドをやっていらっしゃるF山さんの案内のもと、ツアー(と言っても友人家族と私たちの2家族貸切ツアー)で出かけたのだ。

080510ashiu02集合場所となった美山の道の駅から車で原生林の入口に移動し、そこからは歩いて森へ入る。

5月の眩しい新緑の中、しばらくは林道を歩く。

山の木々は様々な緑色だ。
あれは言葉で表現すると何という色名になるんだろう?
萌黄色?木賊色?

080510ashiu03山にはいろいろな種類の木が生えるので、本来の山の色はいろいろな緑が混じり合った色だそうだ。

見慣れた単一の緑色の山は人間が植林した山であるらしい。

…そんなことも教わりながら林道を、更には森の中をどんどん進む。

080510ashiu04オトシブミの作った葉の筒を見つけたり
タヌキを見かけたり
するのも楽しい。

森の中で息絶えた動物の白骨体に遭遇したり
熊に遭わないよう曲がり角では大声を出したり
(トイレがないので)木の陰で用を足したり

人間の手が加わっていない原生林の中ならでは、だ。

080510ashiu05沢も何箇所か渡った。

水かさも低いので簡単そうに見える沢歩き、何度もすべりそうになったり流れに足をとられたりして、川の怖さを痛感した。

***    ***

ガイドのF山さんの知識は豊富で、植物について、動物について、森について、いろいろなことを教えてくださる。

この日だけで何種類の植物の名を教わっただろう。

080510ashiu06これは「愛犬家連続殺人」で有名なトリカブト。
根の部分だけだと思っていたが、全草に毒があるらしい。
きれいな、おいしそうな色の葉がかえって毒々しく見える。

080510ashiu07これはアシュウテンナンショウ。
一見似ているが、腹の部分(茎の部分)に独特の模様のあるマムシグサとはまた違うとのこと。

080510ashiu08これはフデリンドウ。
うっかりしていると踏んでしまいそうな、可憐な小さな花である。

***    ***

森のいろいろな植物を眺めながら歩くこと約3時間、少し開けた気持ちのいい場所でお昼休憩。

すぐそばに川が流れており、その水を沸かして飲む味噌汁とコーヒーの美味しいこと!

昼食後は荷物をその場に残して空身でもう少し奥の方まで散策。
川の流れをさかのぼりながら奥の方まで行くと…

080510ashiu09こんな巨木があった!
―ちなみにこの木、ウロの中に大人4人子供3人の計7人がすっぽり入れた―

 ***   ***

帰りは子供達が走る・走る・走る…。

林道に戻ってからは何が楽しいのか競争し始め、おかげで往路の所要時間からは考えられないほど早く駐車場まで戻れた。

1日歩き回ってたっぷり浸った芦生の森。
とても贅沢な休日を過ごせた。

F山さん、ありがとうございました。

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2007年11月23日 (金)

しまなみ行った…

その日は爽やかな秋晴れで朝から気持ちのいいお天気だった。
絶好のサイクリング日和である。

前夜、大阪港からフェリーに乗ること7時間半、私たちは愛媛県の今治にいた。
11月17日土曜日、「しまなみ行って楽しまなみんなツアー」の決行である。

しまなみ海道を自転車で渡る―

長い間夢見ていた計画を決行する時が来たのだ。
私たち家族の気分は高揚していた。

次男なぞハイになりすぎて時間つぶしに朝寄ったパン屋でパンを5つも食べ、その後おなかが痛くなってトイレに駆け込み、バスに乗り遅れそうになったくらいだ。

とにかくみんながウキウキしていた。
青い空までが出発を喜んでくれているようだった。

今治駅で同行のABファミリーと合流し、今回のしまなみツアー起点となるサンライズ糸山で自転車を借りる。

長男は子供用バイク、AB妻と私はシティサイクル、ABっちとオットはそれぞれ子供を一人ずつ乗せるため“ふらっかーず”タイプのママチャリ…という組み合わせでいざ出発!

…しかしママチャリの前部に座っている次男は6歳。
決して小柄なタイプではないため、どう見てもちんまりと座っている姿には無理がある。

が、そんな小さなことは無視してともかくしゅっぱ~つ!!

私たちは5台の自転車を連ねてエッチラオッチラと坂を上り始めた。
島と島を結ぶ橋は海の上にあるため、橋を渡る際は必ず長い上り坂を行かなくてはいけないのだ。

体力的にまだまだ余裕があるので最初の坂は難なくクリアー。

071121simanami02上りきったところから橋になっていて、最初の島、大島へとまっすぐに道が続いているのだが・・・ここからの眺めが素晴らしい。

頭上に広がる青い空、眼下に広がる青い海。
その澄んだ海の上を行き交う小船。
遥か遠くまで点在する緑の島々。

それは「日本のエーゲ海」(今治出身の友人曰く)という名にふさわしい素晴らしい景観だった。

うわぁ~きれい~~~
来て良かった~~~

を連発しながら橋を渡るのはまだ余裕がある証であろう。
感激に浸りながら気持ち良く最初の橋を通過。

071121simanami03渡り終えたところは大島。
ここから次の橋まで、しばらくの間は島の内陸部を通るのだ。

しまなみ海道と言えば島と島を結ぶ白い橋梁のイメージが強く、自転車で颯爽と駆け抜ける姿が浮かぶが、実際は橋以外の部分を走ることが多い。

当然のことながら島の内陸部はアップダウンがきつく、また橋は海上交通の邪魔にならないよう高い位置に架けられているので、橋の手前の坂はかなりきつい。

071121simanami05青い海を眺め、爽やかな秋の風を感じながら渡る橋・・・
鈴なりの黄色いみかん畑の丘をぬうように下る海まで続く道・・・

その至福のひと時を味わうためには時には立ち漕ぎをし、時には己に喝を入れ、時には長男を叱咤激励しながら ―「ギアチェンしたほうがいいよ」など後ろから長男に逐一アドバイスしていたら「こんな長い距離自転車に乗るの初めてなのにそんな簡単にできるわけないやん!!」とキレられながら― 延々と続く上り坂を行かねばらなない。

楽あれば苦あり。
人生とはそんなものなんだよ。
それを母は教えたかったんだよ・・・

…なんてことは後付けで適当に考えたのだが、自転車しまなみ海道はその適当な後付け解説にばっちり当てはまる行程であった。

   ****          ****          ****

途中の生口島で1泊し、翌朝ABファミリーと別れた私たちは尾道へ。

ヤッタ~!
渡りきったぞ~!!

達成感に浸りながら食べる尾道ラーメンはおいしかった。

今治から尾道まで約80km。
みなさん、お疲れ様でした。

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2007年11月16日 (金)

しまなみ行って…

071116simanami02_2「しまなみ行って楽しまなみんなツアー」って・・・

確かにしまなみ海道に行くのだが、こんなくだらないタイトルを思いつくのは私ではない。

今回に限って言えば当工房スタッフのABっちでもない。

徳島に行った際、ABっちが付けた「とくしまに行ってとくしましたツアー」というタイトルがえらく気に入ったらしいオットが考えたのである。

この分ではこれから家族でどこかに行くときは必ずオヤジギャグ的なタイトルを付けられそうだ。

子供がマネしませんように。

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2007年8月28日 (火)

美山の夏

市内から車で1時間ほど北に行ったところに「美山(みやま)」という町がある。

名前からして美しいかの地は山裾に広がる田園風景、その合間を縫うように流れる清らかな川、茅葺き民家の点在する集落…と日本人の思い描く美しい山里をそのまま映像にしたかのような、郷愁に満ちた里である。

実際住むと郷愁だの憧れだの言ってられないのであろうが、少なくとも外から訪れた時の第一印象はそんな感じの土地なのだ。

その美山町に友人ファミリーが引っ越したので遊びに行ってきた。

070828miyama02一家が住むのは茅葺き集落から車で2、3分の別の集落。
友人の住居も近所の家々も茅葺き民家ではないが、家のすぐ裏手には茅が植えてあり、茅葺き民家を保存するための町あげての努力が感じられる。

「ノスタルジックな風景」の維持はその地に住む人達の努力なしでは成し得ないのだ。
どこかの首相が掲げる「美しい国」が、その国に住む人達の努力なしでは成り立たないように。

070828miyama03集落の近くには川が流れ、川は少し上流の方へ行くと渓流となって姿を現す。
その水は冷たく清らかで、木々から漏れる陽射しは柔らかい。
歓声をあげて遊ぶ子供たち―
どこかで見たことがある情景のような気がするのは映画か?ジブリアニメか?

川でたっぷり遊んで家へ戻ると友人宅の大家さんが
「どこから来はった?とうもろこし持って帰らんか?」

070828miyama04傾きかけた夕日を浴びてとうもろこし畑へ分け入る子供たち―
その瞬間、どこで見た情景なのかがわかった。

これは30年前の自分の夏休み。
中国地方の山あいの村で、民家が点在する程度の集落が父方の田舎だった。

年上の従兄弟たちと一緒に裏の川で遊び、自分の背丈より高いとうもろこし畑に分け入っておやつを取りに行った夏休み。

蝉の声、木々のざわめき、渓流の水音、とうもろこしの穂先に反射する陽射し…
全てよく見知った懐かしいものばかりだったのだ。

夏の終わりのよく晴れた日曜、思わぬところで“郷愁”を体感した。

夏ももうすぐ終わりである。

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2007年8月25日 (土)

とくしまに行ってとくしましたツアー・エピローグ

プロローグの次がいきなりエピローグというのは不本意だが、ま、そのへんは気にしないとして―
(日々の煩雑さに追われているうちにオットのブログに先を越されてしまい、どうしても書けなくなってしまったのだ。
別に同じ内容で書いてもいいんだけど、人の書いたの読んでしまうと頭がそれに占拠されてしまって自分の文章が出てこなくなる。)

とくしましたツアーで阿波踊りの魅力にすっかりはまってしまった人物、それはオットである。

こう書くと私はどうだったのか?と問われるかもしれない。
もちろん阿波踊りは十二分に楽しんだ。
が、二人の子供を連れた母としてはオットのようにノーテンキに楽しむわけにはいかない。
このへんのニュアンスは世の「お母さん」方にはわかるだろうが、とにかくオットの阿波踊りへのはまりかたは私のそれとは比べ物にならないほどなのだ。

オットはABっちの連に飛び込みで参加させてもらい、締め太鼓という鳴り物を担当させてもらっていた。

「これ、すんげぇおもしろい!」
一踊り終えて次の場所に移動する際、汗をかいたオットが興奮した声で話し掛けてきた。
…そりゃそーでしょ。

「これっていくらくらいするのかなぁ」
…またぁ?(注:ウチには音は出せるが演奏できない楽器がたくさんある、というかウチにある楽器で満足に弾きこなせるものはひとつもない!)

「京都で連(阿波踊りのチーム)作るわ」
…これ以上増やさずにバンドか自転車か何か辞めてから作ってくれぇ~(叫)!

 ***   ***   ***

そんなこんなで京都に戻ってからというもの、連を作って来年も「とくしましたツアー」を決行すべく東奔西走?している。
会う人ごとに「阿波踊りしない?」と声をかけ、勧誘には余念がない。

ちなみに私は笛担当(だそうだ)。
笛だけはバンド未経験者でもいいらしく、しかも女性で固めるとか。

・・・なので私も腹を括った。

京都在住(でなくてもいいけど)女性の皆さん、笛吹きませんか?
笛を持って来年は徳島に乗り込みましょう!!

こんなオモシロそうなこと、オットだけにさせてたまるかぁ~っ!!!

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2007年8月12日 (日)

とくしまに行ってとくしましたツアー・プロローグ

徳島出身のABっちは郷土をこよなく愛する青年である。
(正確に言えば、妻子持ちだし“青年”と表現するのもちょっとどうかとは思うが、見た目が好青年っぽいのでここでは“青年”としておく。)

その好青年、ABっちのお誘いで彼の愛する地元・徳島にこの夏は遊びに行くことになった。
主な目的は「本場阿波踊りを観に行くこと」である。

彼は自分でも阿波踊りをやっているだけあり、また持ち前のサービス精神もあって「阿波踊り鑑賞のお誘い」にはコトのほか熱心であった。

4月から一緒に仕事をするようになってからというもの、いつの間にか工房の中に阿波踊り関連の本やCDが増え(全てABっちの持ち込み品!)、阿波踊りのことが毎日のように話題に上り、そして遂にはイベントで徳島からの総勢20名からなる連(阿波踊りのチームのこと)の実技も披露してくれることとなった。

そんな彼の熱意が伝わり、お盆が近づくにつれ、私たち家族の気持ちもABっちと一体化?していったのは当然の成り行きであろう。

実際お盆一週前のイベントで披露してくれたABっちの連「阿樂多」の踊りはすごかった!
私たち家族だけでなく、おそらくその会場にいた人たち全てが“本場徳島に阿波踊りを観に行きたい”と思ったハズである。

ウフフ。
もうすぐ徳島だもんね~♪

イベント時は余裕でそう思っていた私だが、その翌日からとんでもなく忙しくなり(皆様ありがとうございます!)、自宅にこもってパソコン作業の日々となった。
工房にもPCはあるが、集中してPC業務をするなら自宅なのである。

自宅ひきこもり作戦4日目(徳島行き前々々夜)の夜、工房から戻ったオットが
「ABっちが『渡しといて』って」
とA4の用紙を渡してくれた。

070816tokusima01そこには
とくしまに行ってとくしましたツアー 日程表(仮)
のタイトルが・・・

…一見好青年なのにこういう寒いだじゃれタイトルをつけるあたりがオッサンくさい。

で、内容は・・・
徳島での4日間のタイムスケジュールがびっしり!

参考までに列挙すると
☆12日
7:30  出発!
10:30 徳島AB宅着
11:00 選抜阿波踊り大会を観るため徳島市文化センターへ
13:00 昼食
14:00 徳島そごうにて阿波踊り見物 ・・・

まるで「ヨーロッパ5日間の旅」並みの忙しい日程が組まれている。
ABっちが綿密に計画し、無駄のないようなスケジュールを考えてくれたらしい。

長男は「えっ?毎日阿波踊り?!」
次男は「海は?」

それぞれ気になるところを突いてきた。

今回はとにかく阿波踊りなんだよ~
海はまた今度ね~

と子供をかわし、日程表を詳しく見る…
これは強行軍だ…

よし、こうなったらとことん阿波踊りだぁっ!!

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2007年7月26日 (木)

高台寺夕涼み茶会

先だっての日曜日、友人Mさんを誘って高台寺でこの時季に行われている「夕涼み茶会」に参加した。

これはちょっと観光客向けっぽいお茶会で、ゆえに説明も丁寧であるし、何より“お茶会での作法”にあまり神経質にならなくてもよい、初心者にはありがたいお茶会である。
(ちなみにMさんはお茶の心得のある方だが、シロウトの私にも喜んでお付き合いくださる、有り難くまた頼りになる友人である。)

さてこのお茶会、「夕涼み」という名が示すとおり夕刻に行われる。
私たちが高台寺に到着したのは5時半頃であろうか、少し日が傾きかけ、蝉の声以外にカラスの声が山々に響きあう、そんな時間帯である。

高台寺なんて何年ぶりだろう。
10年ほど前にライトアップ拝観に来たことがあるような気がするが…

そんな会話をしつつ係の人の案内でお茶室に向かい、まず「待合」と呼ばれる部屋に通される。
ここで一緒にお茶会に参加する「客」が揃うまで待つのだ。

1回目のお茶会はもう始まっているらしく、荷物は置いてあるが待合の中には誰もいない。
私たちが軸(豊臣秀吉公を描いたものらしい)の拝見などをし、入口近くに座って待っていると観光客らしいカップルが一組入ってきた。
どうやらその日2回目のお茶会はこの4人だけのようである。

しばらくすると作務衣姿の女性が現れ、廊下を通って茶室へと案内された。
070726cyakai03茶室は20畳ほどあろうか、陣幕が張られ、兜が飾られ、夕涼み茶会の別名「陣中席」にふさわしい設営である。
外でカラスがカアカアとうるさいのもなんとなく「陣中」っぽい気がする。

陣中席とは…
このお茶会は「秀吉公が戦場で士気高揚のため武将たちに茶を振舞った」という謂れにちなんで催されるものなのである。
だから普通のお茶会とは少々雰囲気が異なる。

どこが違うかというと、陣幕の張られた設営もそうだが…とにかく道具がデカイ!
茶碗・茶杓・茶筅…全てが笑ってしまうくらい大きいのである。
茶碗なんて直径25cmくらいあるし、茶筅は泡立て器くらいある。

本当にこんなに大きな道具を使ってお茶を振舞っていたかどうかは定かではないが、大きな茶道具が実際に残っているし、そこからこういうお茶会をしていたのではないかと推測して再現しているそうである。
070726cyakai02_1なるほど、「現存唯一の陣中釜」として飾られている釜は確かに大ぶりである。

お茶を点てるのは案内役の女性と同じく作務衣姿の女性。
その脇に立った女性が道具の解説などを丁寧にしてくれるのが嬉しい。

まず運ばれてきた主菓子は瓢箪を形どったもの(ちなみに大きさは普通サイズ)。
これは秀吉公の馬印の「瓢箪」にちなんでいるらしい。

お菓子をいただくことに夢中でお茶を点てる所作を見落としてしまったのだが、大きな大きな茶碗がMさんのところに運ばれてきた。

「お点前頂戴致します」
とMさんは両手で茶碗を持ち上げたが、かなり重そうである。

そして次は私の番。
このお茶席では仲間内で回し飲み(と言うのだろうか?)するようになっているので、Mさんと私で一服のお茶をいただくことになる。

Mさんから受け取ったずしりと思いその茶碗を大事に持ち上げていただく。
楽茶碗だもの。
落としたら大変だ。

とにかく落とさないように、こぼさないように気を遣いながらお茶をいただく。
泡立ちもきめ細やかで、たいそう美味しいお茶である。

4人ともいただいた後、間近で道具を拝見させていただいた。
やはりデカイ・・・

―こんなに大きいと点てにくいのでは?
と説明役の女性に聞いてみたところ、
「みなさんそうお聞きになられますけど、意外とそうでもないんですよ」。

―そうか。今度ボールと泡立て器でやってみよう。

070726cyakai04やはり巨大な棗は蒔絵をほどこしたものである。
でもこれはいわゆる「高台寺蒔絵」ではないそうだ。
「高台寺蒔絵」の定義を初めてそこで教えてもらった。

あれやこれやと教えて頂いた後、更に庭の散策(解説付き!)・掌美術館の見学・点心席・食後の喫茶と盛りだくさんで、たいそう贅沢な2時間半であった。

住んでいるからこそ知らない京都、探せばいろいろ面白そうな催しがあるものだ。
しばらく観光客になりきって探してみよう。

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2007年5月20日 (日)

愛宕山へ

070520atago02 市内西方に位置する愛宕(あたご)山(924m)に登った。
この山は戦前は山頂近くまでケーブルが敷かれ、遊園地などもあったそうだが、現在は歩いて登るしか手立てがない京都市内最高峰の山である。

ちなみに山頂には防火に霊験があると言われる、全国に約900社ある愛宕神社の総本社がある。
なんでも愛宕神社に3歳までにお参りすると一生火難に遭わないそうだ。

ウチの家族は一番若い次男でも5歳であり、3歳などとうの昔に過ぎたメンバーだが、まぁそれはそれで良しとしよう。
何らかのご利益はあるのではなかろうか。

070520atago03 標高924mの山頂への道のりは約4km、ほとんどが急な登り道である。
時折霧雨の降る中、元気よく出発した4人だが…

長男は比較的余裕で登頂。
次男は「まだぁ?」とか「足が動かへん」とか言いながらも山頂が近づくといきなりダッシュの余裕。
オットと私もそれほど無理なく登頂。

私たちまだまだいけるやん~♪

…しかし問題は復路にあった。

ほとんどが急な登り道ということは帰りはほとんどが急な下り道なのだ。
子供たちは帰りは元気いっぱいで軽快な足取りで下り坂を進むのだが、それに反して大人には下りはキツイ。
膝や足首がガクガクするし、雨で濡れた地面で滑りそうになる。

ここで転ぶと良くて捻挫、下手すりゃ骨折。
慎重に慎重に…

無事下山した頃には足がフラフラだった。

ちなみにタイムは登りはきっちり2時間半、下りは約1時間半。
下りのペース配分の見直しが必要だ。

目指すは富士山!
子供に負けないように体力つけて頑張ろう!

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2007年4月 8日 (日)

西はりま天文台

070408nisiharima02 先日すごい所へ行った。
兵庫県中西部に位置する「西はりま天文台」である。

何がすごいってここの天文台にある「なゆた」という望遠鏡は光を集める鏡の直径が2mもあり、国内最大の天体望遠鏡なのである。
しかも「なゆた」は私のような研究者ではない、ごく一般ピープルも覗くことのできる望遠鏡であり、一般公開用しては日本どころか世界最大の望遠鏡なのだ。

こんなすごい望遠鏡が私の出身地兵庫県にあるなんてちっとも知らなかった・・・

というのも当然で、この天文台施設が完成したのは私が郷里を離れてからのことである。
比較的新しい―と言っても15年以上経つが―施設なのだ。

新しいだけあって宿泊施設もなかなか充実している。(しかも安い。)
天体観測は夜が本番なので宿泊しながら観測できるのであるが、宿泊所にはグループ棟と家族棟の2種類があり、家族棟は2LDKで自炊道具や冷暖房完備の快適な空間となっている。
070408nisiharima03 しかも無料で小型望遠鏡を借りることができ、その気になれば一晩中観測し放題なのだ。

何だか至れり尽せりのこの天文台、天文マニアでなくても宇宙への憧憬を掻き立てられる施設である。

さて早めに到着した私たち、昼間は天文台公園にあるアスレチックで遊び、夕方食事を済ませた後、7時半から9時までの観測会に参加した。

まずは天文台南館のスタディルームに集まり、研究者でもある職員の方の宇宙についての説明を聞く。
去年冥王星が惑星から外された経緯などを説明してくださったのだが、この日は小学校3、4年生くらいの20人ほどの団体さんも来ており、子供が多かったせいか解説も子供向けでとてもわかりやすかった。

30分ほどの説明のあと、いよいよ南館最上階にある天体望遠鏡「なゆた」のもとへ。
この日はあいにくの曇り空、しかも黄砂がひどく、なゆたのような精密機器はほこりに弱いとあって観測できるのかどうか危ぶまれたが、職員の人の言葉を借りれば「特別に」見せてもらうことができた。

ウィィィ~~~~ン…

070408nisiharima04 職員の方の操作でなゆたの頭上にある南館の屋根が開く。
その様子はまるで昔見た「マジンガーZ」などのアニメで、研究所の上部ハッチが開くところソックリだ。

頭上の屋根が開いたので、お天気さえ良ければ満天の星空のはずなのだが、黄砂と雲でどんよりとしている。
たまに雲の切れ目から月が顔を出す程度である。

「今日は土星を見てみましょう。皆さん列になって順番に覗いて下さい。見える人と見えない人が出るかもしれませんが、後でもう一巡しますので見えなくても次の人に代わってくださいね」

最初に覗いた小学生団体さんの一人が叫んだ。
「見えたぁっ!」

列のほぼ最後尾に並んでいる私たちとしては、雲の切れ目が続くことを祈るのみである。

その後も「ヤッター!見えた!!」と興奮気味の小学生の叫びは続く。
列は順繰りに前へ移動し、ウチの子供たちも「うわぁ~スゴイ!」と感動した模様。
そしていよいよ私の番となった。

「おおぉっ~!スゴイ!!土星や~!!!」

我を忘れた私は騒がしい小学生たちにも負けないくらい興奮した声をあげていたことだろう。

覗いたレンズには輪を持った土星の姿がくっきりと見えた。
レンズの裏に土星のシールでも貼っているんじゃないかと思うくらい、はっきり・くっきりとした姿だった。
図鑑で見たまんまの形なのである!

感動的な一瞬だった。
「地球は青かった」とコメントしたときのガガーリンの気持ちをちょっとだけ共有できたような気さえした。

宇宙は広い。
無数の天体がある。
きっとどこかに宇宙人がいるに違いない…

「なゆた」から見た一瞬の土星の姿は広い宇宙への憧れとちっぽけな人間の存在を感じさせてくれた。
ウチの子も含めてだが見学に来ていた小学生たちの目にもその光景はいつまでも残ることだろう。

西はりま天文台、素晴らしい施設である!

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2007年1月10日 (水)

入水鍾乳洞・その3

070109irimizu05_2歓 迎」ゲートをくぐり、一行は鉄柵が取り付けてある鍾乳洞入口を通過した。
古めかしい蛍光灯がついているとはいえ、洞内はかなり暗い。

―入口の鉄柵は誰かが中へ勝手に入らないように普段は閉めているのであろうか…

そんなことをふと考えたときのことである。
後方でガシャーン!という不気味な音がした。
驚いて振り返ると・・・

エッ?!
ウソやろ?!
入口閉められた!!

・・・

な~んてことがあったら怖いだろうなぁ…と思いながら先へ進んだ。
とにかく想像力をかき立てられる座敷牢タイプの鉄柵なのだ。

受付のおじさんが変質者で入ったのが若い美女2人組だったら扉はきっと閉められたに違いないが、あいにく受付には変質者もいなかったし、私たちはオヤジ・オバちゃん・お子さまたちのグループで、洞内に監禁しても何のメリットもない団体であったので、恐怖にさらされることなく進むことができた。

ホラー映画やったらここで叫び声だけ残して一人ずつ消えていくねんで…
火曜サスペンス劇場やったら殺人事件やな…

…くだらない空想にふけりつつも、私は前を歩く一行に続いてどんどん奥へ奥へと進んで行った。

しかしそのうち、そんな空想の世界に浸りこんでいる余裕はなくなってきた。
それはなぜかと言うと・・・

―道めっちゃ狭いやん!
(岩と岩が近接している。176cm・78kgのオットは通りにくかったに違いない)

―天井低ぅっ!!
(161cmの私も屈んで歩いた)

―えっ?この階段上るん??
(正確には階段ではなく石でできた上り坂。脇に『ファイトォ~』『イッパァァ~ッツ!』のCMで使えそうな縄の手すりあり。)

―うわぁっ!滝流れとるで!!!
(足元に常に水が流れているのだが滝になっている部分があった。洞窟の中で「ゴォ~~~ッ」と響く水音の迫力のあること!)

・・・という状態で、余計なことに気を取られていると滑って転んで怪我をしそうなのだ。

万一ここで子供が足を踏み外したら…

母としては当然小さな子供たちのことを気にかけていたのだが、冷静に考えてみると柔軟な子供より、己のことを心配すべきである。
大人が転んで骨折でもしたら運び出すのも大変なのだから―

かくして私たちは、時々立ち止まって10人全員無事でいるか確認しながら暗闇をすすんだ。

暗闇―

そう、何度も言うが蛍光灯がついているとはいえ、観光整備された鍾乳洞ではないのだ。
「鍾乳洞」というより「洞窟」という言葉がピッタリだ。
しかも暗い洞内に何気なくこんな人の不安を煽るような注意書きがある。

070110irimizu07 「停電した場合は動かずにお待ちください。職員が早急に迎えに参ります」

「停電」って…「早急」っちゅうてもなぁ…

私たちは少々ビビりながらも、比較的順調に進み、Aコースの終点までたどり着いた。

ヤッタ~!
よく頑張ったよ、子供たち!!(あれ?大人たち?)

070110irimizu08_1 …Aコースの終点で記念にパチリ。
残念ながら暗くて写らず、心霊写真のようになってしまった。

Aコースの料金しか払っていない私たちはここまでしか行けない。
いや、誰も見ていないのだからBコースに入ってもいいのだが、これはこのままではムリでしょう。
070110irimizu06_1 だってBコースは水の中匍匐前進しないと行けないし・・・

私たちは後ろ髪を引かれる思いで来た道を戻り始めた。

帰り道は楽勝かと思いきや、岩場は上りよりも下りの方がより注意しなければならないことを実感した。

次男(5歳)の手を引きながら慎重に進む。
甥(4歳)を抱っこしたままの義弟、姪(6歳)の手を引く義弟妻も心なしか用心深い歩みに見えた。

そして歩き続けて小一時間、―実際にはほんの数分だがとても長く感じた― 先頭を進むオットと小4・小3ペアの「ヤッタァー!」という歓声が聞こえてきた。

そして光が…
あぁ、あれは出口…入るときに空想を楽しんだ鉄柵があるぞ…

070110irimizu09 え?
「喜びの窓」??
ナルホド・・・

私たちは光の世界に戻ってきた。
みんなで成し遂げたという達成感が全身にみなぎっていた。
10人全員が、老いも若きも、自然にこぼれる笑みをたたえ、晴れやかな顔をしていた。

   ― 完 ―

***************

いやいや、いろんな人のブログを読んでいると「Aコースは楽勝」という感じだが、幼児連れの私たちにはなかなかハードな鍾乳洞探検だった。

子供は子供なりに、大人は大人なりに満足し、外に出たときにはみんなの気持ちが一つになっていたような気がする。
グループの結束を固めたい団体競技の部活動、親との会話の少なくなった思春期の子供のいる家族などにはオススメのレジャーかもしれない…

今回B・Cコースに行けなかったのは残念だが、川口浩ばりの完全な装備で子供が大きくなったいつの日か、入水制覇を目指したい。

・・・鍾乳洞探索に目覚めた私は最近、地元京都にもマニアックな鍾乳洞があることを知った。
なんでもそこは垂直型の鍾乳洞だとか。
地球のヘソへ向かって進む探索…

クーッ!
行ってみたぁ~い!!

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2007年1月 9日 (火)

入水鍾乳洞・その2

Irimizu02_1 平成18年12月31日午後、私たちは福島県田村市の入水鍾乳洞にやって来た。
駐車場に車を停め、そこから鍾乳洞入口まで少し歩かなければならない。

歓 迎」と赤い字で書いたゲートをくぐって進むのだが、前々日に積もった雪のためか、あるいは年末の忙しいときに鍾乳洞探検にくる物好きなどいないのか、私たちの他には誰もおらず、あまり歓迎されているような空気は感じない。
観光地とは言い難いさびれたゲートにある、とってつけたような「ようこそいらっしゃいました」という文字が、宮澤賢治の『注文の多い料理店』を連想させさえする。

『注文の多い料理店』では狩りをしていて山奥に迷い込んだ二人の紳士の前に怪しげな洋館が現れ、その入口の扉には「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」と書いてあるのだ―

私は裏へ回って「どなたもどうか…」と書いていないか念のためにチェックした。
当然そんな不穏な文言は見つからなかった。

どうやらここは素直に歓迎されてもよいようだ・・・
軽い安堵を覚えながら、私は雪道を鍾乳洞入口に向かって上っていった。

今回のメンバーは最年長の義父(60代半ば)、共に30代後半の私たち夫婦と義弟夫婦、小4甥・小3長男のお兄ちゃん二人組、そして更に6歳姪・5歳次男・4歳甥の幼児トリオの合計10名である。

お兄ちゃん2人はOKとして幼児トリオは大丈夫かなぁ…

そんなことを考えながら凍りついた道を歩いていたらツルッと滑ってマンガのように転びそうになった。

幼児よりも自分の心配をしろという神の戒めであろうか―
私は気を引き締めた。

070108irimizu04_1雪道を上がって行くと管理事務所があった。
事務所の壁にはこんな看板が…

「スリルと探検を楽しむ入水鍾乳洞」
にこやかに片手を上げている犬みたいなキャラクターはこうもりか?

事務所の中には男性が一人。
私たちはこの男性に冬でもB・Cコース(水浸し覚悟コース)に行く人がいるのか聞いてみた。
曰く「もの好きな人がたまにいる」とのこと。

私たちは物好きではないし、幼児連れなので入るとしたら今回はAコースのみなのだが、全員で行けるかどうか…

しかしここまで来たらみんなで行くしかない!

「え~~~~っ!!入口を見るだけって言うたやん!」
と控え目なコメントをする長男・次男を無視し、私たちは人数分の入場料を払った。

いざ、鍾乳洞内へ出発~♪

070109irimizu05 またもや「歓迎」と書いた看板を通過した一行は、やや興奮気味に薄暗い洞内へと足を踏み入れていった・・・(長くなったのでまた「つづく」。)

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2007年1月 6日 (土)

入水鍾乳洞・その1

Irimizu02 入水鍾乳洞
その名を知ったのは昨年の11月後半であっただろうか。

11月・・・
年末年始を福島県の義弟宅で過ごすことになったので、福島とはどんなところか、ネットであれこれ調べたのはちょうど11月頃のことである。

関西人の私にとって東北―たとえ福島が東京から新幹線で1時間強の距離であるとしても―は未知の領域、知らない土地へ行くというワクワク感に心は躍っていた。

検索のキーワードは「子連れ」「おすすめ」「おでかけ」などなど。
公のHPから個人のブログまで、いろいろな情報がわんさかひっかかる。

義弟の家から比較的近く、子連れでも何とかなりそうな場所をチェックしていったのだが、あいにく年末年始はお休みのところばかり。(そりゃそうだ。)

そんな中、お正月でも営業だったのが「あぶくま洞」。
ほう…なかなか面白そうな鍾乳洞だなぁ…それにお正月でも入れるなんて、これも何かの縁じゃないか…。
私の中では「あぶくま洞」は行きたい場所第一候補となった。

しかし、あぶくま洞について調べていくうちに更に気になる場所を見つけてしまった。
それが「入水鍾乳洞」である。

あぶくま洞と入水鍾乳洞はすぐ近くにあるらしい。
あぶくま洞が観光地として整備されているのに対し、入水鍾乳洞はかなり閑散とした洞窟らしい。
しかも入水鍾乳洞はハンパな気持ちじゃ体験できないらしい・・・

公式のHPではさらっとしか書いていないが、いろいろな人のブログを読んでいると「ハンパな気持ち」じゃ体験できない入水鍾乳洞が浮かびあがってくる。
A・B・Cコースの3つのコースから成るその洞窟は普通の服装で入れるのはAコースのみ、B・Cは水浸し覚悟の服装、Cコースに至ってはガイドなしでは入れないとか。

子供の頃、水曜スペシャルの『川口浩探検隊シリーズ』を心待ちにしていた私は、入水鍾乳洞の体験記を読むにつれ、これは何としてでも体験したい!という気持ちになっていた。

幼児連れだからB・Cコースは今回はあきらめるとしても、せめてAコースは入ってみたい…
―私は私以外のメンバーの気分も高めて「みんなで鍾乳洞に行くぞ~!!」という流れに持っていくことにした。

まずは手近なところでオットからである。
「ねーねー、福島にこんな面白そうな洞窟があるねんけど・・・(と入水鍾乳洞体験について一番おもしろおかしく書いてあったブログを見せる)」
―私と趣向が似ているオットは案の定「面白そう。行こう!」とのってきた。シメシメ。

次に義父にもさりげなく情報を流す。
「福島にこんな面白そうな洞窟があるんですよ…」
―父も「それは知らなかったなぁ…」と興味深そうな反応。ウフフ。

そして義弟にもそれとなく聞いてみる。
「なんか面白そうな鍾乳洞があるねんね~」
―心優しい義弟は自分は行ったことが無いのでどんなところか調べておく、と言ってくれた。ウヒヒヒ。

さあ、これでみんなの気分が盛り上がることは間違いないゾ!
私はまだ見ぬ洞窟へと思いを馳せた・・・(つづく)

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2006年10月31日 (火)

九州高千穂にて

先日からダラダラと記していた「九州ウルトラマンランドツアー」の最後の記録をする。

2日目の昼、阿蘇の火口を見に行くつもりで車を走らせたが、あいにく噴火口は「有毒ガスが発生している」とかで立ち入り禁止。
その日のガスの発生状況で火口まで行けたり行けなかったりするそうで、私の兄が去年阿蘇に行った時も立ち入り禁止だったとか。

残念だが仕方ない、さあどうしよう…となったとき、高千穂の名前を思い出した。
高千穂には何があるかははっきり知らないものの、「神話の里」として名前を聞き、行ってみたいと漠然と思っていたのだ。

帰る時間から逆算すると、何とか高千穂まで行ってこられそうだ。
早速カーナビを高千穂に設定して出発。

高千穂に近づいた途中の道の駅で「高千穂マップ」を手に入れる。
―フムフム…何だか面白そうなところがいっぱいあるなぁ…

中でも一番気になったのが「天岩戸神社」。
これって天照大神が隠れた洞窟のある神社…?
よし、そこへ行こう!

061031amanoiwato02 というわけで到着したのは天岩戸神社。
私たちが到着したのと同じ頃、観光バスから団体さんがドヤドヤと降りてきた。
何となく同じタイミングで参道を歩いていると、隣にいたバスガイドさんが突然話し掛けてきた。
「良かったら一緒について来られませんか?予約して神主さんと一緒でないと見られない洞窟を見ることができますよ。後ろから一緒に来られるといいですから」

え、いいんですか?!ありがとうございます!!
私たちは親切なバスガイドさんのおかげで便乗見学させてもらえることになった。
さすが九州の女は懐が深い。

団体さんの後ろについて神主さんの説明を聞きながら神社裏の洞窟が見える場所に移る。
そこへ行くには鍵のかかった木戸を通らなければならず、一般参拝者は立ち入り禁止だ。

洞窟は川を挟んだ向こう側にあった。
洞窟と言っても長い年月の間に土砂が崩れ、今では「岩の裂け目」という状態に見える。
なんでもその洞窟は禁足地で、過去に人間は誰も入っていないとか。
神聖な場所なので、遠くからの写真撮影すら厳禁である。

そうか、ここが天照大神が隠れてしまって世の中が真っ暗闇になってしまった、という洞窟か…。
そういえば周りには木々がうっそうと繁り、何か聖なるものが宿っていそうな気がする。

061031amanoiwato03 神社の正面に戻ると木戸はまたもとのように閉じられた。
いいもの見せてもらったなぁ。
バスガイドさん、ありがとうございました。

この神社の先には、天照大神が洞窟に引きこもって世界が真っ暗闇になり、困った神々が天照大神を何とか洞窟から引き出す方法を相談した場所だと言われている「天の安河原」があるという。

061031amanoiwato04_1 せっかくここまで来たのだから、これはもう見ていくしかないじゃないか!
時間に全く余裕がなかったので、次男はオットが抱っこし、小走りで「天の安河原」へ向かった。

神社を抜け、道路沿いに少し歩いた所で「天の安河原」という標識が立っている所があった。
そこから河原の方へ降り、どんどん小道を進む。
周りはうっそうと木々が茂り、「なにか」がいそうな気がする。
何となく「もののけ姫」で見たシーンを思い出してしまった。

061031amanoiwato05_1 良く晴れた日で、水のせせらぎと風にそよぐ木々のざわめきが耳に心地よいのだが、長男は怖がってなかなか前へ進もうとしない。
晴れた日ですらある種の神聖な雰囲気を感じるのだから、天気の悪い日だとちょっと怖いような感じかもしれない。

川沿いに5分ほど歩いたであろうか、岩肌がえぐれて天露がしのげるようになった薄暗いところに小さなほこらがあった。
「河原」というだけあって、まわりには無数の石が蓄積している。
観光客がやったのであろうか、なぜか賽の河原のようにたくさんの石が積上げられていた。

神々はここで話し合いをしたのか…

しばらくゆっくりしたかったがのんびりしているヒマはない。
軽くお参りをしてすぐ逆戻りし、高千穂を後にした。

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1泊2日にしては盛りだくさんのウルトラマンランド・ツアー。
子供たちは2日目は退屈だったようだが、もっと大きくなったら押戸の石も天岩戸神社も面白く感じるようになるだろうか。

そう願いつつ、帰ってから子供たちのために『日本の神話 第二巻 あまのいわと』を買った。

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2006年10月25日 (水)

ポーランの笛

昨日のタイトルを「ポーランの笛と~」としておきながらすっかり忘れていた。

061025yado02ポーランの笛」は宿泊したペンションの名前。
ペンションなんて初めて泊ったけど、ココがとってもよかった!

3棟ある建物はフィンランド式ログハウスというらしいのだが、オーナーご夫妻が1年半かけて自分たちで組み立てたそうだ。
外観もかわいい建物で中もきれいだし、私たちが泊った棟はベッドルームとリビングが2部屋に分かれていて広さも十分すぎるくらい広い。

そして何より食事がおいしい!
写真がきれいに撮れなかったのが残念。

061025yado03 阿蘇のふもとにあるので空気が澄んでいて夜は満天の星、朝は日の出を見ることもできた。
こんなところに住んでみたいな…

「ポーランの笛」、とってもいいです。
誰か泊まって!

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2006年10月24日 (火)

ポーランの笛と押戸の石

先日九州に行った時に泊った所の近くに「押戸の石」という、知る人ぞ知る名所がある。

私たちは宿のご主人に教えてもらったのだが、「押戸の石」とは標高900mの場所に大小さまざまな石(岩?)が多数点在する不思議な場所なのだという。
地元では「鬼がこの石を使ってお手玉遊びをした」という民話が残っているそうだ。
何とも不思議な場所なのだが、更に不思議なことにその中の一番大きな石には4000年前のシュメール文字が刻まれているとか。

シュメール文字って確かメソポタミア文明じゃ…?
4000年前の文字がなぜ日本に…?

宿のご主人曰く
「九州には超古代文明のいわれのある不思議な場所がたくさんある」。

なるほど、邪馬台国九州説とかあるしなぁ。
これは行ってみないわけにいかない!

私たちは道の駅で手に入れた地図を広げた。
「この地図じゃねぇ…行けないんですよね…」
宿のご主人は言う。
地図どおりに進んで行けない場所って…(-_-;)

正確な行き方を教えてもらって車で出発。
15分くらいすると教わった通り通行止めの標識が出ている道が―

「通行止めの標識があっても道はあるんで、そのまま行って下さい」
宿のご主人に言われたとおり、標識は無視して車で進む。
通行止めというわりには舗装された美しい道が続く。

そしてしばらく走ると山に入っていく脇道に来た。
車は砂利だらけの脇道をどんどん上がっていく。
対向車が来ても避けるスペースなどない、狭い山道だ。

061024ositonoisi01 これで合っているんだろうか…
心配になったころ、小高い所に出て急に視界が開けた。
駐車スペースのような広い場所だったので、そこに車を停めて後は歩いて上った。

061024ositonoisi02 枯草を踏み分けて丘陵をずんずん上っていくと…
ありました!巨石群!!

小さな山の頂上に明らかにそこの石ではない巨石が並んでいる。
061024ositonoisi03 まるで枯草の中に突如現れた墓碑のようだ。
巨石は遥か遠くの阿蘇の山々を眺めるように立っている。

山の頂に並ぶ巨石は何を意味するのだろう。
061024ositonoisi04 ロマンに浸りながらも、押戸の石で一番の見どころ、シュメール文字を探した。

えっとー、シュメール文字、シュメール文字…
061024ositonoisi05 ないなぁ…いや、もしかしてこれ?

見つけた文字は、正直に言うと「ん~、ちょっとビミョー」。
国の文化遺産ではなく「町指定」というところに変に納得。

とはいえ、とても興味深い巨石である。
うん、これは正真正銘シュメール文字に違いない。
そうなら巨石群の説明がつく(どんな風に?)し、九州ミステリーゾーンが俄然面白くなるではないか。

私たちは満足して押戸の石を後にした。

次は神話の町高千穂へ―
でも長くなってしまったので高千穂の話はまた後日。

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余談だが帰ってから九州超古代文明についてちょっと調べたら…出るわ出るわ。
面白そうな話がいーっぱい。

九州、良かです。

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2006年10月21日 (土)

ウルトラマンランド・その参

小さいながらも夢いっぱいのウルトラマンランド。

061021ultramanland10 異なる内容で次々と行われるイベント・ショーの合間には、ウルトラヒーローたちが順繰りに現れるので握手・記念撮影となかなか忙しく、時はどんどん過ぎて行く。

ふと気付けば2時半。
あ、早く行かなきゃ~~~

何かというと、今回のウルトラマンランド・ツアーでのメインイベント、次男のお誕生会があるのだ。
私たちはウルトラ・デ・レストランへ急いだ。

レストランでは予約をしてお誕生会をすることができる。
061021ultramanland12 司会のお姉さんが盛り上げてくれ、ウルトラヒーローたちからのビデオ・メッセージを見たりウルトラマンケーキを食べたりするわずか15分ばかりのお誕生会なのだが、ここでのポイントはあこがれのウルトラヒーローがシェフとしてケーキを持って登場するところにある。

ウチの次男の一番好きなウルトラヒーローは「ウルトラマンガイア」。
ガイア・シェフが登場して次男の隣に来たときの喜びようといったら…あれ?固まっちゃった。

061021ultramanland11 内弁慶の次男は過度の興奮と緊張のためフリーズ。
目が泳いでガイアの顔をまともに見ることができない。
隣に座っていた長男が弟を促し、やっと握手をすることができた。

それまであんなにガイアに会いたいと言っていたのに…
さっきまでのあのはしゃぎっぷりはどこへ行ったんだ…

次男はきっと好きな女の子に告白できないタイプに違いない。
―私は10年後の次男の姿をそっと思いやった。

極度の緊張で記念撮影の表情も硬い次男であったが、彼なりにとても楽しかったようだ。
「ガイアが来てくれて嬉しかった?」と聞くと
「嬉しかったに決まってるやろ!!」
と強気の答えが返ってきた。

それはよかったね…
父も母も満足だよ…

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充実のひとときを過ごし、あっと言う間に夕方になってしまった。
それにしてもこの狭さで朝から晩まで楽しめるとは、なかなかどうして、よく計算された素晴らしい施設だ。

特にディズニー・ファンというわけでもないのに妹が近くに住んでいるからというだけの理由でディズニーランドに2回も行き、子連れで長蛇の列に並ぶ気力がなくて2回とも「イッツ・ア・スモールワールド」しか体験できなかった私は、施設的にはディズニーランドの対極にあるようなウルトラマンランドである種の感動に浸っていた。

暑い中首筋に汗を滲ませながら子供と握手してくれたウルトラセブンも
ショーで走り回って肩で息をしていたウルトラマン・ヒカリも
後頭部のファスナーがちょっと目立ちすぎのウルトラマンガイアも
そして
やる気のなさそうに人形劇のアシスタントをしていたスタッフのお姉さんも

皆さんのおかげで良い思い出ができました。
子供たちに夢をありがとう!

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2006年10月19日 (木)

ウルトラマンランド・その弐

午前10時、特に何の前触れもなく入口にお姉さんが立ち、メインの建物の中へ誘導を始めた。

061019ultramanland07_2 なだれ込む子供たち―
と言っても実際になだれ込んだのはウチの子2人だけだったが、とにかく興奮した子供たちは中に入って歓声をあげている。

それにしても小ぢんまりした建物だ。
061019ultramanland06 中は大人の足で1分あればぐるっとまわって出て来られる程度の広さしかない。
入口で出迎えてくれる等身大のウルトラヒーロー・フィギュア、奥にはショーなどをするステージ、そしてそれ以外には撮影に実際につかった地球防衛隊の車が展示してあるだけである。

これはマニアには嬉しいかもしれないが…ハッキリ言って「これだけ?」という感じである。

が、そう思ったのも束の間、子供たちの喜びの声が聞こえた。
「ウルトラマンや!!!」

ダッシュする彼らの後を追うと、ウルトラマン(着ぐるみ等身大)がいつの間にか出てきているではないか。

061019ultramanland08_1 早速握手、そして記念撮影をせがむ子供たち―

そう、ここウルトラマンランドは遊園地でも展示館でもない。
等身大のウルトラヒーローたちが握手し、子供とふれあい、生のショーを見せてくれる、一見地味なようで子供にとってはまさに夢のような場所なのだ。

ウルトラマンランドの価値を再認識した母は、あこがれのヒーローたちを漏れなくチェックするためにカバンからあるものを取り出した。

「楽しいウルトラマンランド パンフレット

これは何かというと、事前の予習でウルトラマンランドではショーが多いと知った母が、それらを全て見るべく長男をおだてて作らせた、タイムスケジュールが載った「旅のしおり」である。
スケジュールの他にバス旅行にはつきものの歌(ウルトラマンメビウスの歌)、旅の感想を書くページ、思い出の写真を貼るページなど、なかなか内容の濃いしおりなのだ。

それによると
午前10:00 ショッピング
午前11:30 ウルトラ・デ・レストラン
午後12:30 ウルトラPステージ
午後1:00  ライブステージ
   …    …

と、ほぼ30分おきに行動予定が記されている。

う~ん、盛りだくさんだなぁ…

ビデオに、カメラにと忙しい父母の傍らにはウルトラマンやウルトラマンメビウスとご対面し、ますますテンションのあがる子供たち。

061019ultramanland09_1 彼らの興奮はこの後ピークを迎える―

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2006年10月16日 (月)

ウルトラマンランド・その壱

とうとう来てしまった…
次男5歳にとってはもちろん夢の国、ウルトラマンランド。
長男8歳にしてもまだまだあこがれの地、ウルトラマンランド。

061016ultramanland01 私は入口にそびえ立つウルトラマンを見上げて思いを巡らせた。
思えば遠い道のりだった…

時間とお金の節約の為、前夜深夜バスに乗り込んだのがPM8:40。
トイレつきのバスではなかったため、2-3時間おきにトイレ休憩に停止するたびに子供たちを起こすかどうか迷いながら、でも結局自分だけがトイレに行って睡眠不足のまま博多に着いたのがAM6:45。
レンタカーを借り、博多を出発したのがAM8:00。

そして今、AM9:45、なんと開園前から並んでいる…のではない。
ウチの家族以外には2、3家族しかいないのだ。並ぶ必要は無い。

ここは熊本。
それも市街地ではなく、結構田舎。
立地条件の悪さに加えて平日だということを考慮するとこんなものだろう。
しかし、東京ディズニーランドと比べると…いや、比べてはいけない。
ここはウルトラマンランド、夢の国なのだ。

とはいえ、「ランド」という名前のわりには小規模だ。
土地は周りにたくさんありそうなのに。

061016ultramanland02 ウルトラマンランドの建物はショーなどをするメインの建物が中央に一つ。
その大きさはディズニーランドのアトラクション1つ分ほどではないだろうか。
とにかくたいして大きな建物ではない。

061016ultramanland05 メインの建物の前にはウルトラマンランドで3つしかない遊具のうちの2つ、「ウルキャラッカー」(ゴーカート)と「ウルトラGOランド」。

061016ultramanland03 そしてそれを挟むようにして両脇に建っているのがグッズを売っているショップ「ウルトラマンワールドM78」とお食事処「ウルトラ・デ・レストラン」。

レストランの壁面にはウルトラマン・シェフのおすすめメニューが表示してある。
061016ultramanland04 ナニナニ…ティガシェフおすすめは「ウルトラ・デ・バーグ」か。フムフム…。
ガラス越しに開店前のレストランを覗くと内装ももちろんウルトラマン関連。

いやいや、開園前から興味をそそられるものばかりだ。
早く入りたいな。

母は正直なところ、浮かれていた。
父もどう見ても浮かれていた。
父母ですら浮かれているのだから子供達がまともであるはずがない。
いろんなものを見つけては「おぉっ!」「わぁ~!!」と歓声をあげて走り回っている。

しかしまだ開園前。
このテンションの高さはいつまでも続くか、それとも規模の小ささに比例して飽きるのも早いか―

次号へ続く。

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2006年10月 7日 (土)

京都アートフリーマーケット

…というイベントに出店している。
この「京都アートフリマ」は「京都に活動の本拠を置く若手作家、職人が作品を自由に展示販売することのできるアートフリーマーケット」で、春と秋に文化博物館で開催される。
2006年秋は10月7日・8日・9日の3日間で、ウチは今回仕事でもプライベートでもお友達のgarageさんに声をかけていただき、コラボで出店させてもらっている。

私は今日は夕方からgarageのNさんと交代して売場に立った。
ウチの商品はさておき、ラックに並んだgarageさんのダブルガーゼアイテムを見るとやっぱりカ・ワ・イ・イ。
しかも値札を見て改めて思う。
「安い」。
とてもデザインから縫製まで全て自分たちの手作業でやっているオリジナルの商品とは思えない。

「やっすぅ~~!安すぎるで!!」
とN氏に言うと彼は
「ウチはジャ○コと対抗せなあかんからな(garageさんは某ジャ○コ洛南店のご近所)。」
と冗談とも本気ともつかぬ顔つきで答えた。

とにかく値段と対照的なクオリティ、デザインの可愛さなのである。

そんな素晴らしい商品を見てお客様が立ち止まらないはずはない。
「かわいい~!」と足を止められる方続出―。
私はもちろん大のお気に入りのgarageアイテムをここぞとばかりに語った。

「すんごく着心地もいいんですよー…デザインから縫製まで全て自分たちでやっている工房で…云々…」

そう語るアンタは何者?と思われるとイヤなので
「私はここのスタッフではないんですけどね。今日はお手伝いで入ってます」
と付け加えた。そして時には
「私はこっちの(とウチのTシャツを指す)染め工房の者です」
と便乗説明させていただくことも忘れなかった。

自分がいいと思っているモノに、見ず知らずの方が共感してくださるのはとても嬉しいものである。

061007garage01 ところで今日売場で最初にgarageアイテムを見たときから目をつけた商品があった。
それは長袖のタートルネック。
シンプルで着心地よく、何にでも合いそう。
お値段もグッド。

しかし今日は私はショップの人間なのだ。
商品を私が先にいただいてしまっては後からいらっしゃるお客様に申し訳ない。
でも欲しいなぁ…。

考えた挙句、「もし今日中に売れなかったら運命の出会いだと思って私が買おう」という結論に達した。

私が目をつけた商品、garageさんアイテムはそれでなくても目を引くので当然いろいろなお客様が手に取ってご覧になる。
「あぁ、それだけは買わないでぇ…」
と声には出さなかったが目が物語っていたのかもしれない。
そのタートルは見事(?)売れ残って閉店の時間を迎えた。

待ってました!と言わんばかりの勢いでフッティングルームで試着する私。
あ~、やっぱりキミは私に買われるために売れずに頑張ってくれたんだねぇ…

かくして私は念願の1枚を手に入れた。

で、ウチの商品の売れ行きはどうだったかって?
…さぁ、どうだったかなぁ・・・

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2006年7月18日 (火)

祇園祭のお茶会にて

祇園祭宵山の16日、友人のMさんと共にあるお茶会に出かけた。

この「お茶会」、正式には「献茶祭」といい、祇園祭期間中に多数執り行われる神事の一つである。
宵山の16日、八坂神社に全国から茶道関係者が集まって行われるのだが、神社外でも周辺に茶席が設けられ、そこには私のような茶道の「サ」の字も知らないシロウトも参加することができる。

と言ってもチケットを持っていないと参加することはできないので誰でも行けるわけではない。
そしてそのチケットはぴあで売っているわけではない。
どういうルートでお茶券が回っているのかは知らないが、なかなか手に入らないものなのだ。

とにかくそんな貴重なお茶会にMさんのおかげで参加できることになり、7月に入って祇園祭の「コンチキチン」という音が聞こえてくるようになってから、ワクワク・ソワソワの日々を送っていた。

さて当日―

祇園へタクシーで駆けつけた私たち。
美濃幸さんと万亭(一力茶屋)さんをはしごするため、9時前から列に並んだ。

お茶会なんて初めての私はすっかり「おのぼりさん」の気分。
そそうのないようにせねば…
しかし朝出掛ける直前に慌てていてドアノブに着物の袖をひっかけて破いてしまい、サザエさんのようなスタートを切ってしまった私、本当に大丈夫だろうか…?

心の奥底に眠っていた不安が神に通じたのだろうか、神は荒療治に出た。
順番が回ってきて通された茶席で空いていたのは正客席だったのだ。
(…と言っても実は「正客」という言葉を知ったのすらその日が初めて。)

50人ほど入れる茶席で前の人から奥に座ってしまい、なぜか不思議に空いている空間があった。
子供の保育園の講演会などに行って後ろの方の席からみんなが座ってしまい、最前列の講師の目の前の席だけが空いている―ちょうどそんな状態だった。

Mさん、私…と座ったのに私の隣の空間に来るべき次の人が他のところに行ってしまい、隣は空いたまま。
すると主催者側の人が「そちらの方たち(私たち)、詰めてください」と促した。

友人Mさん(彼女は茶道のたしなみがある)は「エ~ッ!ちょ…ちょっと…誰か他の人座ってよ~」と慌てているが、正客席の意味を知らない私には怖いものはない。
無知は強い…。

結局覚悟を決めたMさんが、お茶会初体験の私と入れ替わって正客席に座ってくれた。

ちなみに「正客席」とは―
『一番の上座。亭主とのやり取りをこなせるだけの茶道の知識を持ち、趣向を敏感に察知するセンスを要求される席。正客の隣が次客。正客に準ずる賓客』(伊藤園HP「お茶百科」より)
だそうだ。

2軒目のお茶席では正客席に最初に入った50代と思われる上品な男性が正客席に座っており、お茶を点てる主人と和やかに茶道具の話などをしながら場の雰囲気を盛り上げていた。

ナルホド。
「正客」とはこういう気の利いた会話のできる人でなくてはならないのか…。

いや話を元に戻そう。
1軒目のお茶会で「正客席」「次客席」についた私たちの前に貝の盛られた籠が運ばれてきた。

これは…ハマグリ?
???の私に頼りになるMさんが小声で教えてくれた。
「これは『浜土産(はまづと)』というお菓子。こうやってここから割って(と言いながら貝をパカッと割る)…取った殻をスプーンにして中身をすくってひと口で食べる」

貝を開けた中身は琥珀色の寒天だった。
あぁ涼しそう。
こぼさないようにひと口で食べないとね…
緊張しつつ、Mさんの真似をして無事に食べ終え、殻を懐紙に包んでそっと後ろに置いた。
とりあえず第一関門突破。

そしていよいよMさんの前にお点前が運ばれてきた。
彼女は優雅な動きでお茶を飲み、つつがなく飲み終えた。

Mさんが飲み終えると奥から順ぐりにお茶が運ばれてきた。
次は私!
と思いきや、次のお茶は私を素通りして隣の女性へ運ばれた。

え?
そんなぁ~。一つとばしなんてフェイントやん。
私がお茶会初体験なことを見抜いたとしたらアッパレ!
でもそんなわけないやんなぁ。なんで??

私の動揺を察したのかMさんがまたも小声で教えてくれた。
「今、点ててくれてはるよ。」

あぁ、そうか。
正客と次客には主人直々が点てたお茶を運んでくれるのか―
安心した私はその後運ばれてきたお茶をじっくりと味わうことができた。

茶席の客全員がお茶を飲み干してお茶会は終了。
う~ん、ほどよい緊張感が心地いいなぁ…
普段緊張感のない生活をしている私にはお茶会独特の雰囲気がとても新鮮であり、不思議な空間に感じた。

060718ocyakai02 お茶会は道具を愛でる場であるとか、会話を楽しむ場である、という意味はこういうことだったのか。
茶道具はもちろん、待合室の掛け軸や生け花、飾り物など一つ一つに意味があり、大のオトナがそれらの道具をネタに会話を楽しむ―何とも粋な大人の遊びではないか!

 … … …

興奮気味のまま2軒をはしごして回り、そして興奮したまま帰宅した後、私のコーフンを更に高めるかのような大雨が降った。
なんというグッド・タイミング!!
私たちってむっちゃタイミングええやん!
神様、Mさま、ありがとう!!

と腕を振り回した途端―
「ビリッ!」
…朝、ドアノブにひっかけて応急処置をした着物の袖付け部が更に破けた。

興奮は一瞬にして冷めた。

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2006年6月 5日 (月)

津和野

家族旅行で島根県の津和野に行ってきた。

Column060606tsuwano4_1 津和野といえば隠れキリシタン殉教の地

Column060606tsuwano5

森鴎外生誕の地
(写真は森鴎外の生家の前で退屈して遊ぶ子供)

「SLやまぐち号」の走る地、として有名であるが、「山陰の小京都」がキャッチフレーズのこの地のシンボルは街中いたるところで見かける「鯉」だ。

Column060606tsuwano2_1

街には堀がめぐらせてあり、そこに数え切れないほどの鯉がいる。

鯉のえさもどこでも手に入る。

Column060606tsuwno3 鯉たちは慣れているのか人間の姿を見かけると口をパクパクさせながら集まってくる。
ヒッチコックの映画に出てきそうな、ある種の不気味な緊張感が漂う。

えさを投げ入れると水面はばしゃばしゃとざわめき立ち、激しい争奪戦が繰り広げられる。
仲間を押しのけえさをゲットするもの、少し離れたところから決死のジャンプをして見事空中でえさをキャッチするもの、他の鯉同士が取り合いしている間にすーっと近寄ってきてえさを横取りしていくもの…
なかなか見ごたえのある戦いである。
子供が誤って堀に落ちたら食べられてしまうのではないか?と思うほど迫力満点の食べっぷりだ。
ちょっとコワイかも…。

そんな鯉であるが街のシンボルだけに至る所でモチーフになっている。

Column060606tsuwano1 マンホールのふたにも…

ちょっとかわいい。

Column060606tsuwano6 Tシャツにも…

ってこれはうちの私物だった。

山陰の小京都、津和野。

地味な街で子供には不評だったがあの雰囲気、私は好きだな。

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